レーシックは、希望者全員が受けられるものではありません。事前の適応検査で何かしらの問題があった場合、手術を受けることができません。実際に、4~5人に1人の割合でレーシックを受けられない人が出てきています。レーシックの向く人・向かない人は、使用しているレーザーなどの違いから、病院・クリニックによって異なる場合がありますので、レーシックを受ける場合、複数の病院で判断を受ける方が賢明といえるでしょう。
【レーシックに向いている人】
60代以下で近視、遠視、乱視の人や、近視の視力度数が1年以上安定している人、強い近視でも角膜が厚い人などは、レーシックに向いています。メガネやコンタクトレンズを使用することで、頭痛や肩こり、ドライアイ、アレルギーなどの症状が出たり、視力の矯正が充分にできない、左右の視力に差があって矯正が難しい場合などは、レーシック手術を受けることをおすすめします。また、マリンスポーツを楽しみたい人やメガネやコンタクトレンズの装着を負担に感じている人も向いていると言えます。
【レーシックに向いていない人】
まず、未成年は眼球が成長過程にあるので、受けることができません。逆に、高齢者の場合、老眼は、レーシックでは治せないので、向いていません。白内障や緑内障、重度のドライアイなどの眼の疾患がある場合は、手術によるリスクが大きいため、糖尿病や神経疾患、肝炎などの内科的疾患がある場合は、角膜の再生・治癒が遅いためレーシックを受けることができません。また、妊娠中・授乳中の人や、角膜異常がある人もレーシックには向いていません。
職業の中には視力の制限があるものがいくつかあり、レーシックによる矯正が認められているものと、認められていないものがあります。レーシックによる矯正が認められている職業は、大型車やタクシーなどの運転をする職種や消防士、警察官、自衛官などの公務員、看護婦、客室乗務員、競艇、競馬騎手などです。パイロットはメガネやコンタクトレンズでの視力矯正は認められていますが、レーシックでの矯正は認められていません。しかしこれは、日本でのことで、アメリカのパイロットは、レーシックでの矯正は認められており、今後、日本でもレーシックが認められる可能性があります。
レーシックでは角膜を削ることによって視力を回復させていきますので、何よりも角膜の厚さが重要なポイントになります。手術についてもう今一度ご紹介しますとレーシックでは、フラップという蓋(ふた)を作っていきます。次に、蓋を開けてから角膜実質厚を焼くことによって視力を矯正していきます。そのため、全体的な角膜の厚さに対してフラップの厚みをどれぐらい作成するのかが問題になります。
また角膜実質厚をどれぐらい切除するのかという点も問題になります。それは術後に一定以上の角膜の厚さがないと危険なためです。角膜の厚さは個人差がありますので、人によってはレーシックの手術を受けることが出来ないことがあります。ちなみに、日本人の平均は520μmと言われています。レーシックでどれくらい角膜を削るのかは、その人の目の状態によって差があります。
今回は130μmと設定した場合にレーシック手術によって角膜を削った後は、フラップを含めた厚さが最低390μmは残っていることが必要だと考えられています。このことは、イントラレーシックで作成するフラップの厚さが110μmと考えた場合に、角膜実質厚が280μm以上ないとコントラスト感度の低下というように、薄くなりすぎることによって色々々な問題が生じると言われているためです。
しかしながら、残った角膜(角膜実質厚)が280μmというのはあくまでも最低のラインです。実際には、330μm以上残ることが望ましいとされています。そうすれば、全体的な厚さとしてはフラップと残った角膜(角膜実質厚)を合計してみると330μm+110μmで440μm残っていることが望ましいこととになるのです。角膜をどれくらい削るのか?その計算方法としては角膜の切除量は概算が可能なので計算方法としては、近視・遠視・乱視の度合いから算出することになります。
現在では、イントラレーシックが主流の術式となっています。じつはレーシックには大きく分けて二種類があります。ご存知でしたでしょうか。この二種類とはレーシックとイントラレーシックです。これは、フラップという角膜のふたを作成するときに使用する機械に差があるそうです。レーシックはマイクロケラトームという金属のカンナのような医療器具を使っております。
その一方で、イントラレーシックはレーザーでフラップを作成していきます。どうしてイントラレーシックが主流となっているのかというとその理由は、3つの大きなメリットがあるためです。メリット1としては角膜が薄くつくれるという点です。イントラレーシックはレーザーを利用することでフラップを薄く作りあげることができます。レーシックは約160μm、イントラレーシックは約110μmというように差が約50μmとなり薄くつくれます。
そのため、イントラレーシックでは角膜を多く保存することができるようになりました。イントラレーシックのほうの手術を受けられる人が多いそうです。角膜ベッド(角膜を削って残った部分)が330μm以上残っていれば近視戻りが起きにくいなどのメリットもあるそうです。メリット2としては乱視やゆがみにも対応できるという点です。レーザーで制御を行いますので今まで対応することができなかった目の乱視や歪みにも対応することができます。
メリット3としては合併症の発生率が低いという点です。マイクロケラトームを使っておこなうレーシックよりもフラップがより滑らかにそして綺麗に作ることが出来ます。そのため、ハロ・グレアと呼ばれている合併症やドライアイなどの発生率も抑えることができます。このようなメリットが上げられるため、イントラレーシックが主流になっておりレーザーを使いますので炎症が起きてしまう確率が多少なりともおきやすいです。また、フラップの癒着までの時間がすこし長いといった点などがデメリットになります。
そもそもレーシックとはいったいどのようなものなのでしょうか?近視や遠視、乱視というように目の悪さには色々と種類がありますが、それらは全て角膜の歪み(ゆがみ)からくる屈折異常なのです。レーシックとは、角膜をレーザーで削ることによって屈折率を調整していき、正常な状態に戻すことで視力を回復させる手術のことをいいます。
れーシックの内容について詳しく説明すると、レーシックはフラップ作成とレーザー照射という二つのプロセスから成り立っています。初めに角膜の外側にフラップというフタを作っていきます。このフタを開けることで角膜を表面に露出させていきます。そこにレーザーを照射して角膜の屈折率を調整します。その後にフラップに対して洗浄と消毒を行っていき最後に、フラップを元に戻して自然と癒着させて終わりです。この様な手術は、最新機器においては入力された数値を元にオートで行われています。
基本的にいえば万人に共通した結果を得られるようになっています。そのため、検査というのは極めて入念に行われています。通常で2時間以上かかります。施術の流れは眼を洗浄してから点眼麻酔を行う。麻酔があるため痛みはありません。そしてフラップを作成します。それからフラップを移動させて、レーザーにて角膜の屈折を矯正します。フラップを綺麗に洗浄して、元の位置に戻します。フラップは自然に癒着して元に戻ります。このような流れとなりますのえ仕組み自体は極めて単純だといえます。